ジャッジの傾向(100622)

 
■グループH
 
× スイス 0-1 チリ ○
 FIFAのアピールが前面に押し出された試合になったと思う。
今大会、ここまでのジャッジを見ていると、アンフェア、というか、「非紳士的なプレイ」
に対して厳しい判定が下されている。
これは、FIFAが全世界に対して「スポーツマンシップに則ったプレイを心がけるよう
に」と宣言していると考えていいだろう。
 ただ、それはそれで正しいと思うのだが、4年に一度のワールド・カップという、一大
「エンターテインメント」としては、どうかという側面もある。
もっとも、今大会を通じて範をたれることで、次大会以降はフェアかつエンターテインメ
ント性に溢れた試合を楽しめるようになるという可能性もあるのかもしれないが……。
(補足:この試合では、前半中にスイスのファロン・ベーラミが一発退場になった)
 展開に関しては、チリは前の試合と変わらず、フィニッシュの迫力に欠ける印象(^^;
ただ、個人的にはスペイン戦でのマン・オブ・ザ・マッチをあげたいGK、ベナーリオが
この試合でも高水準のプレイを継続して、好セーブを見せていたということもあるけど。
このGKがいなかったら、もっと点差のついた試合になったんじゃないかと思う。
スイスも数的不利でありながら、健闘したのではないだろうか。
 
○ スペイン 2-0 ホンジュラス ×
 スペインはギリシャ、セルビア、カメルーンらと同じく、第1戦での悪かった部分を修
正することで、勝利を収めることができた(カメルーンは敗れたが)のではないだろうか。
 スイスとの試合で指摘したふたつの問題点のうち、少なくとも攻撃面での部分に関して
はきっちりと修正していた。
この試合では左からヴィジャ、F.トーレス、ヘスース・ナヴァスという3トップにする
ことで、スイス戦では少なかった、サイドを使う攻撃を補完することに成功。攻撃に幅が
でき、そこからゴールが生まれた。
 ホンジュラスはラストパスの精度と、決定力の不足が響いた。
とはいえ、先制ゴールに関してはヴィジャの個人技が素晴らしすぎたということもあるし、
2点目のヴィジャのシュートも、ディフェンスに当たってコースが変わってしまったのが
不運だったと言えるだろう。そう考えれば、よく戦ったのではないだろうか。
 
チーム名 得点 失点 得失差 勝ち点
チリ 2 0 0 2 0 +2 6
スペイン 1 0 1 2 1 +1 3
スイス 1 0 1 1 1 ±0 3
ホンジュラス 0 0 2 0 3 -3 0
 
 
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